広告 03.ファンダメンタル編

ストップ高の翌日は買い?上昇する銘柄を見極める4つのポイント

ストップ高になった銘柄を見ると「事前に買っておけば」と思いますし、以前からウォッチしていた銘柄であれば「高くなったけど購入したい」などと思いますよね

 

「ストップ高をつけた銘柄をどう見るのか」という視点は、翌日以降にどのような投資をしていくかという観点でとても大切です。

「ストップ高を付けたので慌てて購入したのにそのあと急落して大変な状況になった。。。」というケースも多々ありますね。

では、どのような考え方でストップ高を見ると、より成功につながるのでしょうか。

 

本記事では、ストップ高をつけると「高値でも翌日に買いたくなる」という気持ちを落ち着かせて、どのように見ていくと良いかについてご紹介していきたいと思います。

 

1. ストップ高を見て翌日に買った場合の勝率は低いので見極めが重要

ストップ高となった銘柄を翌日に購入した場合、そのあと上昇して利益を得る可能性よりも、そのあと一旦下落して含み損になる可能性の方が高くなります。

これはストップ高の翌日に購入したあとの値動きの統計を紹介しているサイトもありますので、興味のある方はそちらを見ていただければと思いますが、勝率だけを見ると低くなります。

 

ストップ高を付けた時点でその銘柄は10%以上の上昇をしているケースもあり、決して割安には見えない状況となります。

また、そこから下落が始まると利確をしたい投資家が多くなってどうしても下落スビートが早くなる傾向があります。

さらに上昇をすると思っている投資家が多くないと、売りが売りを呼んでしまいますね。

 

ストップ高の翌日に購入してさらに上昇をするケースは次のような状況かと思います

ポイント

・保有している投資家がさらに上昇すると思っている人の方が多い

・多少下落しても売却しないため、出来高減少で売り枯れ状態に近づく

・サプライズ決算などでストップ高でも割安

 

上記のような条件が揃っているケースは少ないため、ストップ高の翌日に購入すると勝てないケースが増えます。

 

また、本当に大切なことはストップ高を付けてから購入するかどうかではなく、ストップ高を付ける前に予測して購入しておけるかどうかです。

ストップ高を付けるような決算が発表される、または上方修正が発表されると事前に推測して購入しておき、ストップ高を付けたことでその予測の恩恵を受けるというのが本来です。

予測ができなかったり、予測が外れた場合のリスクを考えて購入していなかったのであれば、ストップ高の際に保有していなかったことを嘆く前に、ファンダメンタル分析を強化すべきですね。

 

2. ストップ高の翌日以降に上昇する銘柄を見極める4つのポイント

ストップ高の翌日に購入するかどうかを考える場合、高値掴みか割安かを判断する必要があります。

ストップ高にもいろいろな要因がありますので、ストップ高の場合の判断は様々なケースがあります。

 

ストップ高となった価格を見て「その企業が割安なのか」「チャートでどのような位置にいるか」などをチェックして、さらに上昇をしていくかどうかを見極める必要があります。

 

ストップ高銘柄を見分けるための3つのポイントをご紹介していきます。

 

2-1. 【ファンダメンタル】ストップ高の理由を確認する

最も大切なポイントですがファンダメンタルとして、「なぜストップ高になったのか」について理由を確認します

 

もし「何でストップ高になったのか分からない」「適時開示や証券会社のコメントをみてもピンとこない」場合には買ってはいけませんね

仮にウォッチしていた銘柄でも、理由が明確に理解できないものは手を出さないということが大切かと思います。

 

多くの場合ストップ高を付ける理由は「サプライズ決算」「株式分割」「新規事業などのニュース」といった投資家の皆さんが買いたいと思う発表が確認できたときになります。

では、どのような内容だとストップ高の翌日以降に上昇していくのでしょうか。

 

一言でいえば「株主が想定しなかった情報が発表され、今後の期待値が上がったとき」になります

今年は「営業利益が20%成長」というのが会社発表されていて、決算時に「予定どおり20%成長です」と言われてもサプライズはありませんよね。

 

ストップ高になった銘柄の理由をしっかり分析して、どんな変化があったのかをしっかり確認しましょう。

 

サプライズ決算なのかどうかの確認方法はこちら

サプライズ決算を見極めて株価影響のある銘柄を探す3つのポイント

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2-2. 【ファンダメンタル】ストップ高の株価の割安感を確認する

株式投資をする際には、ウォッチ銘柄や購入した銘柄のビジネスモデルや業績を確認して目標株価を算定しておくといいですね

ストップ高を付けた場合には、その目標株価から考えて割安かどうかを確認していくことが大切になります

 

目標株価の算定方法については、様々な方法があり正解は無いと思います。

ご自身でこの方法が良さそうという目標株価の選定方法をもとにして、その価格と比較できるといいですね。

 

また、今回のストップ高を付けた理由が目標株価を押し上げるような内容の場合にはとてもうれしい発表になりますので、内容を確認して目標株価は再計算しましょう。

 

2-3. 【テクニカル】チャートの位置を確認する(新高値など)

ストップ高を付ける直前のチャートの位置によって、ストップ高を付けた際の株主構成が変わってきます

例えばカップウィズハンドルのハンドルをブレイクしそうなときにストップ高を付けた場合やVCPのブレイクなどのケースです。

 

ストップ高の恩恵を受けている投資家さんがまだまだその銘柄は上昇すると思って保有している可能性が高い場合、ストップ高の翌日に多少の下落があっても急落することは避けられます

むしろ弱い投資家さんが手放して、強い投資家さんが買い集めた場合にはそのあと大きな上昇へとつながっていく可能性が高くなります。

 

カップウィズハンドルのブレイクのタイミングを確認する場合はこちら

カップウィズハンドルの6つの条件とだましを避けた購入法【保存版】

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2-4. 【テクニカル】需給の確認

ストップ高のあとに大きく上昇していく銘柄は、ストップ高を付けたのに買いたいという需給が高くなり出来高を伴って上昇することが大切ですね

一旦出来高が減って売り枯れ状態を作って上昇、またはそのまま上昇などのケースが多いですが、いずれも上昇のタイミングで出来高が急増しなければ継続しないケースが多くなります

 

ストップ高のあとに上昇しても、そのあとの出来高が少ない場合には売り圧力がかかると一気に下落する可能性が高くなります。

多くのストップ高銘柄が上昇を続けられない理由は、投資家さんにとって割高に見えるとそれ以上の買いが続かないため下落していってしまうからです。

 

出来高急増について確認する場合にはこちら

大引けに出来高の急増は何のサイン?大量買いが翌日に与える影響とは

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出来高の売り枯れからの上昇を確認する場合にはこちら

出来高が減少して売り枯れになったらチャンス!買い時の見極め方とは

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3. ストップ高の翌日に買う場合には投資法に準ずる場合のみ

投資家さんはそれぞれが考える投資法で投資をされていると思いますので、ご自身の投資法に合わせた考え方とストップ高の翌日に購入することが一致するのであればよいと思います

何となく「この銘柄はインターネットやSNSですごいって書かれていたから買わないと!」のような感覚で購入したり、イナゴのつもりで購入すると痛い目を見ます。

 

ご自身の投資法がストップ高を付けたときのチャートの形やファンダメンタルなどを見て、「まさに購入するタイミングがきた!」という場合のみにしましょう

 

4. ストップ高の前後で見極めて購入するのがベスト

ストップ高になるような発表があった場合には、ニュースの内容にもよりますが業績内容であれば事前に予測して早めにエントリーしていることが最善ですね

これが中計の発表や業務提携など、推測できない内容の場合には仕方ありませんが、上方修正などの業績発表は先読みしてエントリーしておきストップ高を付ければ恩恵を受けられるという流れがよいですね

 

一方で、決算マタギが心配な方や決算予測が予想以上だった場合には、ストップ高の後にある程度の上昇後にボックスを形成していきます。

ストップ高の後にすぐに買いたい気持ちは分かりますが、一旦上昇が止まりボックスを形成し始めたところでボックスの下限で購入することを考えると投資が安定するかと思います。

 

ウォッチ銘柄がストップ高になったときに保有していない場合には、とてもくやしい思いをするかと思います。

しかし、ストップ高を取れなかったことの悔しさよりも、ストップ高になるような発表がされることを事前に予測して自信をもって購入できなかったことを反省すると次に生かせるかと思います。

 

さいごに

ストップ高を見るとその銘柄を保有していなかったことに後悔したり、もっと買っておけばよかったと思いがちです。

たしかにストップ高を付けると大きな利益が取れますので、ストップ高銘柄に多くのロットを入れていなかった場合には悔やまれますね。

 

しかし、ストップ高になる前に「この銘柄はストップ高になるはず」という確信が持てなかったことが本来反省すべきポイントです。

 

焦って取引をすると本当に高値掴みになりますので、ご自身の投資法が崩れないかどうかをしっかりと確認して判断しましょう。

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▶「株式投資×IT活用」を考える兼業投資家
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