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「無尽蔵」で株価一覧のデータをダウンロードする全手順【完全版】

上場企業の株価一覧をダウンロードできるサイトを探していると、「無尽蔵」というサイトでダウンロードができるという記事を目にすると思います。

 

近年は、上場企業の株価一覧を無料でダウンロードができるサイトが減ってしまって、数えられるほどしか残っていません。

一方で、Pythonなどを活用した株価の自動取得などの記事も増えていますが「Python?」といったようにプログラミングとは縁が無い方にとっては、未知の世界ですのでボタン一つで株価一覧をダウンロードできるサイトは本当にありがたいですね。

 

無尽蔵を運営されている管理人さんには本当に感謝です。

 

注意ポイント

サイト上にも書かれていますが、無尽蔵は個人の管理者の方が運営されていて、無料で対応いただいています。

データの更新などの保証が無かったり、いくつかのサイトではデータの信頼性などについて意見が言われていますが、そのあたりを前提としてご自身が使いたいかどうかで判断していただきたいです。

くれぐれも管理人さんが続けることが大変になるようなコメント等はしないようにしましょう。

 

1. 「無尽蔵」は株価一覧をcsvでダウンロードできる老舗

無尽蔵というサイトは私の知る限り10年以上前から運営されているかと思います。

無尽蔵と連動している「Fchart」というソフトのCopyrightをみると1989年にはサイトがあったようですので、もしその時期から運営されているとしたらかなりの老舗サイトですね。

ホームページを見る限りはそのくらいに流行っていた仕様で作られているようにも見えますが。。。

 

サイトでは2019年から株価一覧のデータがダウンロードできるようになっていますので、いずれにしてもそれだけのデータを掲載していただいていることに感謝ですね。

※プルダウンメニューには「1996年度」まで選べるようになっているが、2018年以前のページは削除されています。

 

では、どのように活用していくのか手順を確認していきましょう。

 

2. 「無尽蔵」から株価一覧をcsvでダウンロードする全手順【完全版】

まずは本日の相場が閉まったあと、本日の終値の株価一覧のデータをダウンロードする方法を確認しましょう。

(1)「無尽蔵」のサイトは次のリンクからアクセスできます。

 

 

(2)トップページを確認しましょう。

 

(3)トップページの「■データ・ダウンロード■」にある「当日株価データ」または「過去の株価データ」を選択します。

 

(4)どちらをクリックしてもタイトルが違うだけで同じ構成のページが開きます。私の知る限りでは同じデータがダウンロードできます。

 

(5)株価一覧が欲しい日付をクリックすると、左下に「TXXXXXX.zip」というZIPファイルがダウンロードされます。(例:T220210.zip)

 

(6)左下に表示された「TXXXXXX.zip」をクリックするとzipファイルが展開されて、「TXXXXXX.csv」というcsvファイルが表示されます。(例:T220210.csv)

※「.csv」など拡張子が表示されない設定の方が多いと思います。

 

 

(7)csvファイルを開くと上場銘柄の株価一覧とそれに加えて指数等の一覧がデータして使えるようになります。

ダウンロードしたcsvファイルに含まれるデータは、こちらの図のとおりです。

 

 

csvの列名 csvファイルに含まれる項目
A列 「日付」
B列 「証券コード」
C列 「市場コード」
D列 「銘柄名」
E列 「始値」
F列 「高値」
G列 「安値」
H列 「終値」
I列 「出来高」
J列 「上場市場」

 

以上の手順で「無尽蔵」のサイトから、株価データのダウンロードができます。

 

このあとはExcelを自由にご自身の活用したいように加工して使うことができます。

 

3. 「無尽蔵」から前年以前の株価をダウンロードする手順【完全版】

2章の「「無尽蔵」から株価一覧をcsvでダウンロードする全手順【完全版】」と何が違うかというと、2章の方法は当年のカレンダーしか表示されていないことです。

例えば、本日が2022年2月14日の場合、2022年のカレンダーは表示されていますが、2021年の株価一覧のデータが欲しいときに困ってしまいます。

そんなときの対応方法はこちらです。

 

(1)2章と同じく「無尽蔵」のサイトは次のリンクからアクセスできます。

 

 

(2)保存されている1996年~2011年の株価データが欲しい場合には、トップページの「■データ・ダウンロード■」の「過去の株価データ」をクリックします。

 

(3)「過去の株価データ」のページの上部に「2022年度」と記載がありますが、この状態ですと2022年のカレンダーが表示されます。

例えば、2019年の2月10日の株価データが欲しい場合には、「2019年度」の隣のプルダウン「※過去の株価データー」から該当する「2019年」を選択します。

そうすると「2022年度」のところが「2019年度」に変わり、カレンダーも2019年のカレンダーに変わります。

 

注意ポイント

プルダウンは1996年までありますが、最近は2019年度以降のデータの掲載のみとなっています。

 

(4)今年以外のカレンダーに変更されたら、あとは2章の(5)からと同様に株価の欲しい日付をクリックして、zipファイルをダウンロードし解凍するとcsvファイルになっています。

 

以上の手順で「無尽蔵」のサイトから、今年以外の株価データのダウンロードがでる方法を確認できました。

 

このあとはExcelを自由にご自身の活用したいように加工して使うことができます。

 

 

さいごに

株価一覧のcsvファイルが欲しいと思ったときに、csvファイルをクリック1つで手に入るサイトは、もはや全滅と言っていいほど減っています。

唯一に近いほど無尽蔵のようにサイトからcsvファイルをダウンロードしてすぐに株価データを活用できるサイトがありませんので、とても貴重なサイトです。

 

データの正確性を始めとして、いろいろ言いたいことを言われる方もいますが、今の状況をありがたく使わせていただくことを前提にマイナスな発言をしないようにしましょう。

こちらの注意点をあらためて押さえてたいただき、納得した上での利用がおススメです。

 

注意ポイント

(1)その日の終値が保存されています。日々データを取得して利用するにはよいですが、過去のデータが株式分割などに対応していないのでまとめて利用する際や株式分割がされたあとは取り扱いに注意が必要です。

(2)トップページに記載がありますが「ファミリー」というメンバーがあるようで、こちらに参加していない場合、データの更新は保証されないようです。

(3)一部のサイトでデータの正確性に疑義があるようなコメントがありますが、数少ない無料でデータ提供されているサイトですので、ご自身の責任で利用しましょう

 

以上となりますが、個人投資家の方々にとって有益なサイトですので、1日でも長く運営していただけることを切に願います。

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