03.ファンダメンタル編

日経225の銘柄の入れ替えはいつ?基準や影響と過去実績【まとめ】

日経平均株価は別名日経225と言われ、225銘柄の平均株価で計算されていることはご存じかと思います。

ただ、この日経平均株価の対象となる225社をどうやって選んでいて、どの時期にどのようなルールで入れ替わるのだろうか。と、疑問に思われているのではないでしょうか。

 

また、日経225の入れ替えで参画した銘柄の株価が大きく上昇したという話を聞いたこともあると思います。

 

本記事では、日経225の銘柄の入れ替え時期や影響についてご紹介をしていきます。

 

1. 日経225の銘柄の入れ替えとは

日経225の銘柄選定には「日経平均株価 構成銘柄選定基準」というルールがあります。

2000年に制定されたルールがずっと継続されていましたが、2021年の10月より新しい基準に入れ替わりましたので2021年の入れ替え銘柄から新基準になっています。

 

こちらのルールのうち、日経225の銘柄を選定する基準が主に次の2つのため、この基準をベースとして全体の整合を取っているわけです。

ポイント

(絶対基準)市場の流動性が上位75銘柄は確定

(絶対基準)市場の流動性が高いか ※上位450以内で選定

(相対基準)業種のバランスが取れているか

 

上記の2つのルールをもとに、毎年の定期見直しのタイミングで今のままで良いのか、入れ替えるべきなのかを専門家等の意見をもとに日本経済新聞社が決定するそうです。

 

日経225の銘柄入れ替えは次の2つになります。

ポイント

【定期入れ替え】

・毎年1回、定期的に銘柄の見直しをおこなう

・入れ替え銘柄数の上限は3銘柄 ※2020年までは上限なし

・10月1日のみ

ポイント

【臨時入れ替え】

・東証一部の銘柄ではなくなった場合に除外
(市場変更、上場廃止など)

 

2. 日経225の銘柄の入れ替え実績

2021年からルールが変わりましたが、ここ3年の銘柄の入れ替え履歴を確認しておきましょう。

 

2-1. 日経225の銘柄入れ替え【2021】

2021年の日経225の銘柄入れ替えは、10/1の定期入れ替えの3銘柄のみになります。

 

ルール改定後初めての銘柄入れ替えですが、定期入れ替えは上限が3銘柄になりましたので、枠一杯の入れ替えがされました。

日付コード除外銘柄コード採用銘柄
定期2021/10/13105日清紡6861キーエンス
定期2021/10/15901東洋製罐6981村田製作所
定期2021/10/19412スカパーJSAT7974任天堂

 

2-2. 日経225の銘柄入れ替え【2020】

2020年の日経225の銘柄入れ替えは、10/1の定期入れ替えが2銘柄と上場廃止になった3銘柄の臨時入れ替えでした。

日付コード除外銘柄コード採用銘柄
臨時2020/12/29437NTTドコモ6753シャープ
臨時2020/10/298028ファミリーマート3659ネクソン
定期2020/10/14272日本化薬9434ソフトバンク
定期2020/10/19681東京ドーム2413エムスリー
臨時2020/7/298729ソニーFH8697日本取引所グループ

 

2-3. 日経225の銘柄入れ替え【2019】

2019年の日経225の銘柄入れ替えは、10/1の定期入れ替えが0銘柄で、上場廃止および市場変更になった3銘柄の臨時入れ替えでした。

日付コード除外銘柄コード採用銘柄
臨時2019/8/16366千代田化工建設7832バンダイナムコ
臨時2019/3/275002昭和シェル石油5019出光興産
臨時2019/3/186773パイオニア6645オムロン

 

3. 日経225の銘柄の入れ替え時期はいつ

日経225銘柄の入れ替え時期は、定期入れ替えの1回と臨時入れ替えの都度となります。

 

定期入れ替え : 原則として毎年1回、7月末を基準日として10月の第1営業日に実施

臨時入れ替え : 事前に発表したうえで除外

 

4. 日経225の銘柄の入れ替えをした影響は

日経225の銘柄入れ替えの影響は大きなものになります。

 

日経225に採用された銘柄の株は大量に買われることになり、除外された銘柄の株は大量に売られることになります。

これらを「インデックス買い」「インデックス売り」といいます。

 

これは個人投資家がおこなうのではなく、機関投資家がおこなうものになります。

主には投資信託など日経平均株価に連動した商品が多いため、日経225銘柄の入れ替えに伴い、ポートフォリオの変更をするためです。

 

注意ポイント

注意点としてはもともと流動性の高い銘柄ですので、このインデックス買いやインデックス売りが発生することで、必ず大幅に株価が上がるとか下がるとは言い切れません。買い圧力や売り圧力は必ず発生しますが、瞬間的に上がったとしても継続するかどうかは分かりません。

過去の実績から上昇が続かなかったケースも多くみられます。

 

 

5. プライム市場の暫定企業は危ない

昨今プライム市場の条件を満たしていない企業が暫定措置でプライム市場に残るという話と、それに疑問を投げかける話も出てきていますね。

 

この話は、まさにプライム市場に残らないと日経225の入れ替え対象銘柄になってしまうからですね。

プライム市場の要件を満たしていないのに、日経225に組み込まれるための残留はプライム市場の本来の狙いからも外れているように感じます。

 

プライム市場とは?株式投資で押さえるべき3点をわかりやすく解説

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さいごに

日経225の銘柄の入れ替えは基本的には年1回であり、日経225銘柄が上場廃止になったり市場変更が行われた場合には都度選定されることがお分かりいただけたと思います。

 

また、今後定期見直しは年1回の上限3銘柄ですが、プライム市場へ移行後は暫定措置の銘柄の中からプライムを継続できない銘柄も徐々に明確になってくるかと思います。そうなると臨時の入れ替えが多数発生する可能性もありますので、今後の日経225の入れ替えはプライムなど市場変更後もしっかりチェックが必要ですね。

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